nProtectのnpkjmsvcと、AhnLabのMyKeyDefense

nProtectのnpkjmsvc (nProtect KeyCrypt Manager Service)と、AhnLabのMyKeyDefenseについて。
どちらもパスワードなどが盗まれるのを対策してくれるプログラムです。
キーロガー、キーロギング、パス抜き、スパイウェアといったものを防ぎ、ゲームIDアカウントなどの個人情報を守ってくれます。


日本のメイプルストーリーでは、最近のアップデートでnProtect Game Guardにnpkjmsvc.exeというオマケがつくようになりました。
これはウィンドウズが起動すると同時にサービスとして起動します。
つまりメイプルストーリーを起動しなくてもずっと動き続けているわけです。


最近キーボードの調子が悪かったのは、どうもこれが原因みたいです。
このnpkjmsvcを止めたら直りましたから。
具体的に例をあげると、OS起動時のパスワード入力画面でUSBキーボードが使えない症状が直りました。
(もう直ったので確実にこれが原因だったのか、検証するつもりはないですが)


ほかにも、このnpkjmsvcが原因でUSBドライバが壊れたとか、ゲーム中にキーボードが使えなくなる、画面がまっくらになったままフリーズするなど、のうわさも聞きます。


そういった症状の人は、npkjmsvcを止めると直るかもしれませんので試してみてください。
もちろん自己責任でお願いします。


やり方は、
[スタート]→[設定]→[コントロールパネル]→[管理ツール]→[サービス]を選び、[npkjmsvc]を探します。
そしてnpkjmsvcのプロパティを開きます。

「スタートアップの種類」が「自動」になっていると思いますので、動作しないようにしたい人は「無効」に変更してください。
メイプルストーリーの起動時に読み込まれるようにしたい人は「手動」にしてください。
「自動」に設定してあると、OS起動時にこのサービスも起動します。
ためしてみたところ「無効」に設定してもメイプルストーリーの起動に問題なさそうなので、ずっと無効のままにしています。



さて、次はAhnLabのMyKeyDefense。
韓国版メイプルストーリーの公式ページにアクセスし、IDとパスワードを入力するとMyKeyDefense2.0がインストールされます。

ちなみにこの写真の女の子はオガウンという名前で、メイプルガールに選ばれた5人の中で一番若い(1993年生まれ)そうです。


MyKeyDefenseについて日本語で解説してあるページがないので、少し説明します。
これは韓国のアンラボ社(Ahnlab,Inc.)のプログラムで、マイクロソフトActiveXを利用してブラウザからのキーボード入力がハックされるのを守ってくれるセキュリティソフトです。

これが起動していればタスクトレイにアイコンが表示されるはずです。


nProtectのnpkjmsvcもAhnLabのMyKeyDefenseも、個人的にはこういったものは迷惑と感じます。
個人情報を守ってくれるとしても、信用できるかわからない知らない人や企業に守ってほしくありません。
でもまあ、こういった製品で犯罪が減っているのなら良いことなのでしょう。


こんな話もみつけました。
nProtectGameGuard排除の動き

メイプルストーリーVistaを正式に対応できないのも、nProtectのゲームガードが原因なのかもしれませんね。
念のため言っておきますがVistaでもメイプルストーリーは動きます。
ただ、Vistaだと苦労することが多いです。