ディズニーがネクソンを買収?

※ 9/5追記: ディズニーがネクソンを買収するという記事は、ネクソンによって公式に否定されましたので、記事を読む場合は注意してください。


アメリカのウォルトディズニーメイプルストーリーで有名な韓国ネクソンの買収に乗り出したそうです。Actoz SoftやGravityに続いて、韓国を代表するオンラインゲームメーカーが外国企業の手に渡ることになり、世界をリードしてきた韓国のオンラインゲーム業界に与える影響は大きいです。


ネクソンの創業者である金正宙(キム・ジョンジュ)ネクソンホールディングス代表は3日「ウォルトディズニーをはじめアニメーション企業がネクソンの買収に関心を寄せている」「今のところ15年間大事に育ててきたネクソンを売るつもりはないが、間接投資など条件や提案によっては肯定的に検討することも可能」と語りました。


キム代表(左写真)はネクソンホールディングスの株47.49%を保有しており、キム代表の妻ユ・ジョンヒョンの保有株20.71%を含めると68.2%保有していることになります。
ネクソンホールディングスはネクソンジャパンを、ネクソンジャパンは韓国ネクソンをそれぞれ子会社としています。
昨年のネクソンの売上高は3050億ウォンで、業界1位のNCソフト(売上高3300億ウォン、リネージュなど)に次いで業界2位となりました。
業界関係者によるとウォルトディズニーが2兆〜3兆ウォンという買収価格を提示しているようです。


ウォルトディズニーがネクソンに興味を持っている理由は、メイプルストーリーマビノギ、カートライダーといったネクソンのオンラインゲームが若者に人気があり、ネクソンのゲームキャラクターをアニメーション・映画などで展開できるという計算があったためと想像できます。
すでにネクソンのゲームキャラクターは、アメリカでカードゲーム、マグカップTシャツなどさまざまな商品展開が行われています。


韓国のウォルトディズニー関係者は「アメリカ本社でディズニーの人気キャラクターをゲームの分野で拡大したいという意向がある」と語ったそうです。


韓国のゲーム業界は、ネクソンの買収が実現され、いままでNCソフトなどの韓国企業が主導権を握ってきたオンラインゲーム市場が外国企業に渡ることを懸念しています。
Actoz Soft(ラテールなど)は中国の盛大網絡に買収され、Gravity(ラグナロクオンラインなど)は日本のガンホーに買収されました。
ウォルトディズニーがネクソンを買収すると、ネクソン保有しているNHN(韓国最大のインターネットサービス会社、日本ではハンゲームなど)の持ち株4.87%を確保することになり、NHN創業者の李海珍(イ・へジン)の持ち株5.1%に次いで2大株主となります。


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病気したりしていてしばらくメイプルから離れていました。
海賊実装などいろいろあったようですね。
もうゲームのことは頭からさっぱり抜けているのですが、今日はおもしろそうなネクソンの話題があったのでちょっと紹介してみました。